RISS(情報処理安全確保支援士)登録開始したけど相当難産に見える件
さて、本日よりRISSの登録が開始したわけですが。
この資格の先行きに不安を覚えた方は私だけではないはず(´・ω・`)
イマイチだな思ったのは以下の3点。
1.登録申請めんどくさすぎ
私はてっきりWebフォームでちゃちゃっと登録出来るものだと思っていたのですが。その実、登録に必要な書類が多い&取得が面倒くさいです。。
【書き物】
- 登録申請書
- 誓約書
- 登録事項等公開届出書
- 登録申請チェックリスト
【取得物】
- 身分証明書(後見登記の通知を受けていないことの証明)⇒本籍のある各市町村の窓口で取得、郵送での請求可
- 合格証書のコピー
- 戸籍謄本/抄本又は住民票の写し
【その他】
- 登録料10,700円の振込証明書類
- 収入印紙9,000円分(登録申請書に貼り付けが必要)
- これらを全て封入の上、簡易書留で郵送
今までの情報処理技術者試験では合格証書を受領するだけだった事を考えると、RISSになるのは非常に面倒くさいです。特に取得物。本当に登録させる気があるんかいなと思うレベルです。
2.維持費用かかりすぎ
今回の発表で、資格維持に必要となるオンライン講習・集合研修の概算費用が公開されました。
その額、3年で15万円。
うーん、、会社が支給してくれる人にはあまり関係無いですが、個人負担するにはかなり大きな金額です。気軽に登録しようとは思わない。
例えば講習・更新費用が3年で1万程度であれば、私みたいなエセセキュリティ技術者でも自己研鑽の為に登録しようかなと興味を持ちますし、結果として国策であるサイバーセキュリティ分野の人材育成にも寄与すると思います。
政府ももっとこの分野に投資しても良かったんじゃ無いでしょうか?それこそ講習費用は全額国持ちにするくらい。
3.支援士制度浸透してなさすぎ
一番ガッカリしたのがコレ。
講習費用がそれなりに高額だったので、会社で負担できないかを上司や教育部門に相談した所、そもそも資格の存在すら知られていない/(^o^)\
こんな浸透度じゃそれこそ会社で支援士を抱えよう!だとか、これから育成しよう!だとか、そういった発想が生まれるわけも無く。。
経済産業省やIPAは、制度始まる前にもっと制度と有用性を広く広報すべきだったんじゃないかな。それだけでかなり違ったはず。
ここまで書くと、登録するメリットは一体何なんだという話ですが、今回は自己満足が目的なので目を瞑ることにします。
制度を作る側の方は、支援士に登録するメリットを早急に確立しないと、来年春の初回試験は志望者数ガタ落ちしちゃう可能性あるのでは無いかと。